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三重県の魅力
三重県は、少し複雑で、国の省庁によって中部地方、東海地方、近畿地方のいずれかに分類されています。
三重県の文化は、海女の持つ歴史の深さ、海への資源を守るための持続可能な漁法、そして長年培ってきた高度な潜水技術を高く評価し、２０１４年に「海女漁の習俗」を県の無形文化財に指定しています。
お伊勢さんの愛称で親しまれる「伊勢神宮」は、正式には内宮と外宮、そして14の別宮、43の摂政、24の未社、42の所管社を合わせた125の宮社からなる神社です。
中でも有名なのは、１０月に行われる収穫に感謝する「神嘗祭」、２０年に一度社殿を新しく建て替える「式年遷宮」、毎月１日の早朝からお参りをする「朔日参り」などです。
２００４年には、「熊野古道を含む紀伊山地の零場と参詣道」がユネスコの世界遺産に登録されました。これは、神仏習合の聖地として、また自然と信仰が融合した文化的景観として、世界的にも貴重な価値を持つと認められたものです。
近年では、熊野古道はパワースポットとしても人気を集めています。
食については、代表的なものは高級食材の「伊勢海老」です。
また、「松坂牛」は三重県松坂市を中心とした地域で飼育される黒毛和牛で日本三大和牛の一つに数えられ、肉の芸術品と称されるほどその品質は高く評価されています。
三重県を代表するお土産として、だれもが知る「赤福」はお餅を滑らかなこし餡で包みこんだ上品な甘さの餅菓子です。その歴史は古く、約３００年前の宝永４年（１７０７年）にまで遡ります。
上野天神祭りは、三重県伊賀市の上野天神宮で毎年１０月に開催される秋祭りで、「だんじり行事」と呼ばれる華やかな行列です。この行事は、地域の安泰と災厄を防ぐことを願い、地域の人々によって大切に守られ2016年にはユネスコ無形文化遺産に登録されました。