- クレジットカードの滞納があるとカーリース審査に落ちるって本当?
- 審査基準が緩いカーリース会社は存在するのだろうか
- カーリース再審査に通るための準備や対策があるなら知りたい
カーリース審査に落ちてお悩みの方へ、審査に落ちた理由と原因別の対策法を中心に、カーリース審査を突破する秘訣とやっておくべき事前準備などを紹介します。
この記事でわかること
- カーリース審査に落ちる理由と対策法
- カーリース審査に通る秘訣
- カーリース審査に向けた事前準備
目次
カーリース審査に落ちた理由を解析!原因別に対策法も紹介
手軽で便利なイメージのあるカーリースでも、審査を受けて通らなければ利用できません。
審査基準を満たせず落ちてしまったときは、カーリース審査のチェックポイントを把握しておくと、再審査に向けて対策を講じやすくなります。
カーリース会社により審査基準が異なるため落ちた理由は断定できないものの、審査基準には共通事項も多く、審査に落ちやすいケースはある程度予測できます。
まずは、どのようなケースでカーリース審査に落ちやすいのか、その理由と原因別の対策法を確認しておきましょう。
クレジットカード滞納や破産履歴が原因?審査の過去情報チェック
信用情報はカーリース審査で重視される大きなポイントです。
信用情報に登録されているクレジットカードやローンの申し込み・契約・利用状況などを照会して、支払い能力の有無を判断するためです。
たとえばクレジットカードの滞納・遅延、任意整理、自己破産などの金融事故履歴が残っていると、滞納リスクが高いとみなされ審査に落ちる可能性が高くなります。
いわゆる「ブラックリストに載った」経験がある方は、記録が残る期間内は再審査を受けても落ちるリスクが高いので要注意です。
まずは税金や公共料金を含め、クレジットカード、ローンなどの支払いで滞納したり遅延したりしていないか、過去情報をチェックしてみてください。
未払いがある場合は、速やかに支払いを済ませましょう。
なお、自身の信用情報を知りたい場合は、信用情報機関に開示請求をすれば確認できます。
年収や勤続年数が基準に達していない場合の対応策
年収の高さや勤続年数の長さも、カーリース審査に大きな影響を与えます。
カーリースを契約すると長期的にリース料金を払い続ける必要があり、その支払い能力があるかどうかが重要になるためです。
年収いくら以上と明確な線引きはないものの、年収200万円未満で勤続年数が1年未満と短い場合、基準に満たないと判断される可能性があります。
また、パートやアルバイトなどの非正規雇用で、安定した収入がない場合も審査に落ちやすいです。
現在の状況で年収や勤続年数が基準に達していない方は、安定収入がある家族に申し込んでもらうのも1つの方法です。
家族で共有可能なプランを提供しているカーリース会社であれば、家族名義で契約し、ファミリーカーとして利用できるでしょう。
連帯保証人がいない場合のカーリース会社の審査基準
カーリース審査では、必ずしも連帯保証人が必要なわけではありません。
ただし、連帯保証人がいない場合は、毎月のリース料金が問題なく支払えるかどうかが重視されるため、信用情報や属性がおもな審査基準となります。
具体的には、信用情報では債務履歴や借入状況など、属性では勤務先・勤続年数・年収・役職・家族構成などです。
これらの情報を踏まえ、年収に見合ったリース料金に設定されているか、いわゆる返済負担率をチェックします。
返済負担率は年収に占める年間返済額の割合を指し、返済負担率25〜35%が審査通過の目安です。
その他、持ち家や車などの財産の有無を確認されるケースもあり、担保として用意できれば年収などに不安要素があっても審査に通る可能性があります。
落ちた審査から立ち直る!カーリース審査を突破する秘訣
カーリースに申し込んで落ちても、再審査で通った事例はいくつもあります。
審査に落ちる理由や審査基準を踏まえたうえで、自身の現状を解析・改善し再審査の結果につなげていきましょう。
ここでは、カーリース審査を突破する秘訣を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
再審査に向けた信用力のアップ方法
信用情報はカーリース審査の結果を大きく左右するため、1度落ちてしまった審査を突破するには信用力のアップが不可欠です。
うっかり支払いを忘れただけでも、「支払い遅延」と金融事故として記録されれば、カーリース審査が不利になるおそれがあります。
とくに借り入れがある場合は、返済負担率を高める要因になるので注意が必要です。
まずは現在のクレジットカードやキャッシング、ローンの借り入れ状況を確認して、完済できないか収支の見直しをおこないましょう。
繰り上げ返済が可能なら速やかに返済し、借入金額を低く抑えるのがポイントです。
返済負担率を減らせれば、カーリースの再審査も通りやすくなります。
落ちた審査を救済!審査基準の緩いカーリース会社の特徴
カーリースの審査内容は公表されておらず、審査基準の緩いカーリース会社を特定するのは困難です。
しかしながら、月額リース料金や支払い総額の安さを指標にすれば、審査基準が厳しいかどうかをある程度予想できます。
なぜなら、月額リース料金が安い会社の場合、審査のチェック対象となる返済負担率を低く抑えやすい特徴があるためです。
審査で返済負担率が重視される点を踏まえると、安い料金でサービスを提供している会社なら、審査基準が比較的緩いと判断できるでしょう。
また、審査をおこなう信販会社が複数ある会社も、審査を受けるチャンスが多い分、審査に通りやすいといえます。
他の金融機関でのローン審査通過経験者の成功事例
たとえば、カーリース審査に落ちたあと5年ほど時間をおき、さらに安い車種にランクを落としたところ、審査に通過した事例があります。
この方は当時シングルインカムかつ住宅ローンの債務を抱えており、信用情報がきれいになるのを待ち、安いプランにしたのが功を奏したのでしょう。
また、クレジットカードの支払いの滞納が原因で落ちたとされる事例では、きちんと返済し借り入れを減らした結果、別会社の再審査では無事に通過しています。
どちらも審査に落ちた理由を自己分析して適切な対処をした結果、再審査を申し込んで成功した事例です。
カーリースの審査に向けた事前準備
カーリース審査に通って希望の車を手に入れるためにも、審査に落ちた原因をきちんと理解し、次回にしっかりと備えましょう。
ここではどのような対策をするべきか、審査に向けた事前準備を紹介します。
信用情報の確認方法とクリーニング手順
信用情報の記録は5〜7年程度で抹消されます。
料金滞納や債務履歴に不安がある場合は、カーリース審査を申し込む前に金融事故の履歴が残っていないか確認しておきましょう。
信用情報は、信用情報機関のJICC(日本信用情報機構)やCIC(シー・アイ・シー)、KSC(全国銀行個人信用情報センター)に開示請求をすると確認できます。
信用情報は自分では消せないので、信用情報をきれいにするには事故情報となった原因を解消するしかありません。
督促状が届いている場合は、借入金を速やかに一括返済して返済実績を作り、信用回復に努めましょう。
返済が高額になり返済が厳しい場合は、任意整理をおこなうのもおすすめです。
すでに事故情報が登録されている場合は、一定期間経てば抹消されクリーンな状態になります。
- 61日以上の延滞…1年
- 3か月以上の延滞…5年
- 代位弁済…5年
- 任意整理…5年
- 自己破産…5~7年
なお、ごくまれにクレジットカードの不正利用などにより間違った情報が登録されているケースもあります。
この場合は、金融機関に問い合わせて訂正や削除を要請しましょう。
連帯保証人の役割と選び方
年収が低い、または収入が不安定な方は、支払い能力のある連帯保証人を立てると再審査に通りやすくなります。
連帯保証人は契約者の支払い能力や信用を担保する役割があり、契約者がリース料金を支払えなくなったとき、代理で支払う義務を負います。
連帯保証人も契約者と同じように信用調査を受けるため、安定した収入があり、信用情報がクリーンな人物が望ましいです。
よって連帯保証人を立てる際は、成人である、安定収入がある、返済遅延・滞納履歴がない、年収が200万円以上などの条件を満たす人を選ぶようにしましょう。
頭金や月々の支払い能力をアピールする方法
頭金を入れて支払総額が安くなれば、審査対象となる金額も抑えられるので、カーリース審査のハードルが下がります。
また、頭金を多く払うと月々のリース料金を減らせるため、滞納リスクの低さをアピールできるでしょう。
さらに、安い車種に変えたりグレードを落としたりするなど、利用額を少なくして返済負担率を減らせれば、支払い能力のさらなるアピールにつながります。
カーリース審査の相談窓口や無料サービス
カーリース審査に不安があるときは、カーリース会社の相談窓口や無料サービスの利用がおすすめです。
ここでは、審査に特化したカーリース会社の特徴と、カーリースの審査通過のポイントを紹介します。
相談窓口や無料サービスを活用し、適切な対策を立てる
カーリース会社によっては、気軽に問い合わせできる相談窓口や無料サービスを設置しています。
月々のリース料金をシミュレーションしたり、相談者のライフスタイルや経済状況に見合ったプランを提案したりしてもらえるなど、さまざまなサポートが受けられます。
1度審査に落ちてしまっても、ハードルを下げるコツをよく知るプロへ相談すれば、適切な対策を立てて再審査に挑めるでしょう。
オンラインでお試し審査ができるサービスなどもあるので、ぜひ活用してみてください。
審査に特化したカーリース会社のサービス一覧
カーリース会社によっては、審査に通りやすい特徴を持つサービスを展開しています。
カーリース審査に不安がある方は、以下のような審査に特化したカーリース会社を検討してみましょう。
- 安いリース料金を設定している
- 長期契約が可能で月々の支払いが安い
- カーリース審査時の信販会社が複数ある
- 自社独自の基準で審査をおこなっている
リース料金が安いサービスほど審査に通りやすく、信販会社が多ければそれだけ通る確率が多くなります。
また、自社独自基準でのカーリース審査は信販会社を通さないため、一般的なカーリース審査よりハードルが低い傾向があります。
ブラックリストに記載の事故歴も含めた審査通過のポイント
カーリースの再審査を申し込む際は、以下のポイントを押さえて審査通過の確率を高めておきましょう。
- 支払いの滞納がないか確認する
- 借り入れがあれば完済する
- 家族名義で申し込む
- 連帯保証人を立てる
- 頭金を入れる
- リース料金の安いプランを選ぶ
- 審査に通りやすいカーリース会社を選ぶ
ブラックリストに事故歴が記載されている場合は、借入金を返済するなど信用情報のクリーニングに注力してください。
また、事故履歴がすでに消えている可能性もあるため、信用情報の確認は忘れずにしておきましょう。
まとめ:カーリース審査に落ちても諦めず対策を立てよう
カーリース審査に落ちても、諦めずに対策すれば再審査に通る可能性は十分にあります。
カーリース審査のハードルを下げるには、支払いの滞納がないかを確認したり、借り入れがあれば返済したり、安いリース料金のプランを選ぶなどの方法が有効です。
ここで紹介した対策法や審査通過の秘訣を参考に、一度落ちても諦めず、カーリースの再審査に挑んでみましょう。