法人カーリースのメンテナンスリースについての特徴

公開日:2024.03.05 更新日:2024.03.28
法人カーリース

自動車は購入後も多くの費用が掛かります。税金に保険、法定点検、消耗品交換、故障修理、事故等による損害等です。カーリースではそれらを全て含めて毎月のリース料で支払うことができます。

今回は法定点検、消耗品交換、故障修理をカバーできるメンテナンスリースの内容をまとめていきます。ここではフルメンテナンス契約の場合のものを掲載します。契約内容によって含まれるもの、含まれないものがあり契約時に十分確認が必要です。ハイブリッド機構の修理、交換やスノーブレード交換等の特約をつける事もできます。

メンテナンスリースは契約期間と予想走行距離によって月々の料金が異なります。その料金は契約期間と走行距離によって発生が見込まれる点検、交換、修理の費用からなり、車両の使い方によっては実際に発生しないものもありますので、実際に修理や点検に係る費用とメンテンナンスリース料は十分に比較検討する必要があります。

メンテナンスリースを新たに導入しようとしている法人様の場合、導入規準はコストよりも車両管理の外部委託という意味で割り切って判断することをお勧めします。リース会社の管理に任せれば車検切れを絶対に防げますし、定期的に漏れなくコンディションチェックをしてくれるため、突然の故障修理を未然に防ぐことに繋がります。

なお、フルメンテナンスリースは法人契約のみ可能で、個人契約でのお引き受けはできません。個人契約の場合、CAREVOでは月々のリース料に¥660追加(11年契約は¥990)で契約期間中の車検、オイル交換クーポンでの対応を行っております。

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定期点検

コンディションチェック:法定点検サイクル内、6か月毎

法令点検:道路運送車両法に則った点検しエビ記録簿に基づく各項目の点検/調整

継続車検:道路運送車両法に則った点検しエビ記録簿に基づく各項目の点検/調整(下廻りスチーム洗浄を含む)、車検用消耗品の交換(ブレーキホイールシリンダー及びハブ関連)、グリース入れ替え

継続車検付帯関連:継続車検時に係る手数料等

定期点検/継続車検付帯関連:自重計検査料(法規自重計付車両の車検時のみ)、ショートパーツ、各種ケミカル用品

油脂類

油脂類交換:エンジンオイル交換、ミッションオイル交換、ATオイル交換、デフオイル交換、パワーステアリングオイル、ブレーキオイル、クラッチオイル、LLC(冷却水)交換

油脂類付帯交換:カートリッジグリス、グリスアップ

消耗品

エレメント類清掃/交換:エンジンオイルエレメント(フィルター)交換、エアコンフィルター交換、エアーエレメント(フィルター)、フューエルエレメント(フィルター)、PCVフィルター交換、セミAT(AMT)オイルフィルター交換、尿素SCRフィルター(メイン、プレ)交換

点火装置交換:スパークプラグ交換

ベルト類交換:ファンベルト、エアコンベルト、パワステベルト交換

ホース及びパイプ類交換:ブレーキホース、ラジエターホース、ヒーターホース等、ブレーキ配管、クラッチ配管、燃料系配管等

電球類交換:外装電球交換(ヘッドランプ、ウインカー、ブレーキ、バック、ナンバー灯等、ルームランプ、メーター球、スイッチ及びパネル球等)

ワイパーゴム交換:スノーブレードは対象外

一般修理/故障

エンジン機構:エンジン本体/内部機構の交換および修理、エンジン各部のシール、パッキン、ガスケット類の交換、フライホイール交換、各プーリー交換(クランクプーリー、ファン及びエアコンベルトプーリー等)、ラジエータ交換及び修理、ウォーターポンプ交換、タイミングベルト交換、タイミングチェーン交換、オイルパン及びストレーナ交換、タペット調整(バルブクリアランス調整)、エアコンプレッサー交換、修理

過給装置:ターボチャージャーおよびスーパーチャージャー本体の交換および修理、インタークーラーの交換および修理(関連部品含む)

吸排気機構:エキゾーストマニホールド/マフラー交換および修理、DPD,DPR、DPF(ディーゼル微粒子捕集フィルター)の手動再生作業、尿素SCR装置関連部品交換(尿素SCRドッジングモジュール、尿素SCRポンプモジュール等)

動力伝達機構:クラッチディスク、クラッチカバー、ベアリング等交換、クラッチOH全般(湿式クラッチ除く)、クラッチ関連部品交換(クラッチブースター、マスタシリンダー、レリーズシリンダー等)、トルクコンバーター交換(フルードカップリング等)、ミッション、クラッチの油圧制御機構の交換および修理(バルブボディーまたはこれに類するオイルポンプ等)、トルクコンバーター交換(フルードカップリング等)、ミッション、クラッチの油圧制御機構の交換および修理(バルブボディーまたはこれに類するオイルポンプ等)セミATのシフトまたはクラッチコントロールアクチュレーターの交換および修理、トランスミッション本体、トランスファー、ディファレンシャル本体の内部機構の交換および修理、トランスミッション各部のシール、パッキン、ガスケット類の交換、トランスミッション関連部品交換(各センサー類、各スイッチ類、ロッドおよびケーブル類、各スイッチ類、チェンジレバー)、パワーアシスト装置、ディファレンシャル各部のシール、パッキン、ガスケット類の交換、ディファレンシャル関連部品交換(デフロック関連、デフキャリア等)、プロペラシャフトおよびユニバーサルジョイント交換および修理、ドライブシャフトおよびドライブシャフトブーツ交換および修理

ブレーキ機構:ホイールシリンダー交換および修理、ブレーキキャリバー交換および修理、ディスクパットおよびブレーキライニング交換、ブレーキ関連部品交換(マスターシリンダ、ブースター、エキスパンダー、チャンバー、リレーバルブ等)、ABD関連装置交換(モジュレータ、各センター等)、パーキングブレーキ関連部品交換(ケーブル、シリンダ等)、リターダ本体及び関連装置、ブレーキドラム交換

ステアリング機構:ステアリングギアボックス本体交換および修理、パワーステアリングポンプ交換、ステアリングリンク機構交換、ステアリングホイール交換

アクスル/サスペンション機構:ショックアブソーバー交換、スプリング交換、スタビライザー交換、アスクルシャフト/アスクルハウジング交換、サスペンションアーム類交換、サスペンションブッシュ類交換、ハブベアリング交換、ハブオイルシール交換、ホイールナットおよびボルト交換

電装品関連:オルタネーター交換および修理、スターター交換および修理、スターター機能付ジェネレーター交換および修理、配線関係の修理、各電子制御コントロールユニット(コンピューター)交換

空調関連:エアコン関連部品交換(コンプレッサー、コンデンサー、エバポレーター、クーリングファン、エキスパンションバルブ等)、ブロアーファンユニットおよびファンモーター交換、ヒーターユニット交換、空調操作部各スイッチ類およびリレー類交換

車室内装備関連:メーター交換、各スイッチ類交換(パワーウインドウ、ドアロック、電動ミラー、空調操作、シート位置調整、コンビネーションスイッチ、ワイパースイッチ等)、各リレーおよびヒューズ類交換、ウィンドウ関連部品交換(レギュレーター、ランチチャンネル等)、ドアロック関連部品交換(アクチュエーター、キーシンリンダー、ロッドおよびキャッチ等)、オートドア(自動ドア)関連部品交換、イグニッション関連部品交換(イグニッションキースイッチ、ハンドルロック機構)イモビライザーユニット交換およびキー交換、リセッティング作業、ホーンおよびブザーの交換および修理、ウェザーストリップ交換、SRSエアバッグ関連の修理、シートベルトの修理、シートレールおよびスライドロック機構の交換および修理、シート本体交換および修理、タコグラフ交換および修理

先進安全自動車(SAV)安全運転支援装置関連:前方障害物衝突被害軽減ブレーキ装置関連の交換・修理(フロントカメラ、レーダー、コントロールユニット等)、ペダル踏み間違い時加速抑制装置関連の交換・修理(誤発進抑制制御機能)(フロントカメラ、レーダー、ソナー、コントロールユニット等)、車間距離制御装置関連の交換・修理(フロントカメラ、レーダー、コントロールユニット等)、車線逸脱警報装置関連の交換・修理(フロントカメラ、コントロールユニット等)、自動切換型前照灯関連の交換・修理(フロントカメラ、コントロールユニット等)、後側方接近車両注意喚起装置関連の交換・修理(レーダー、ドアミラーインジゲーター、コントロールユニット等)、駐車支援システム・パーキングアシスト関連の故障・修理(カメラ、コーナーセンサー、ソナー、コンオロールユニット等)

ボディー/フレーム関連:ドアヒンジおよびドアレール、ストライカー等の交換および調整、ミラーおよびミラーステー交換、大型後部反射器交換

天然ガス車(LPG/CNG)関連装置:燃料機構関連の交換および修理

タイヤ

タイヤ交換、パンク修理、パンク修理材

バッテリー

バッテリー交換

 

メンテンナンスリースと車両保険の違い

メンテナンスリースでカバーできるものは法定点検と故障修理、各消耗品交換です。事故での修理、修復は車両保険での対応になりますので注意しましょう。例としてタイヤのパンク修理は設置面の破損はメンテナンス対応、外側部分は保険対応になります。

まとめ

メンテナンスリースは自動車購入後に発生する点検、故障、修理の費用をまとめてカバーしてくれる便利なものです。ですが、コストを考えると10台以上保有しているフリート層が適していると言えます。また、修理工場がリース会社に指定されることや、点検修理の際に車両を工場に持ち込む必要があることも検討の材料になるかと思われます。メンテナンスリースはあくまで、コンプライアンス対策と業務の外部委託、と捉えて検討することが望ましいのです。

 

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この記事の執筆者

國分 道雄

株式会社CAREVO専務取締役。19才の時にプロボクサーを目指し上京。神奈川県横浜市の大橋ボクシングジムに入門するもプロテスト受験前のアマチュアの大会にてKO負けを喫しあえなく挫折。その後大原簿記学校に通い税理士を目指すが、延べ2年で簿記論、財務諸表論、法人税法、相続税法、消費税法の5科目を一気に受験するがあえなく全敗。2007年、27才の時に社長兼父親の招集により地元福島に戻り㈱CAREVOに入社。その後昭和ドライバーズカレッジで自動普通免許取得。現在、税理士受験時代の経験を大いに活かし、法人カーリースの拡販に努めている。好きなアーティストは日本が世界に誇るロックバンド、B’z。好きな芸能人はあのちゃん。嫌いな食べ物は梅干し。

 

 

 

 

 

 

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